📰今日のニュース
今日は岸田首相が掲げる「新しい資本主義」に向けた金融市場開放の流れの一コマについて。
💹マーケット
楽観ムードが漂っていた市場ですがFOMCの結果を受けて金融引締めの長期化を見込みNYは下げました。日経も下げてからのスタートになってます。
☝️一面のワケ
実力ある海外の運用会社を参入しやすくすることで投資環境を整えていく。
📚目次
投資や金融のニュースが増えている背景
行っている政策
初期のJリーグに似てる?
🪅ポイント
「新しい資本主義」はどうやら投資を促していくことみたい
そのために日本の投資環境を魅力的にする必要がある
海外企業の参入障壁を下げ競争を促していく
💰投資や金融のニュースが増えている背景
投資や金融関係の話がちょこちょこ出るようになってきました。前回は9月12日に1面で出てきています。一面ですからね。随分と注目しているなと感じます。
なぜ投資金融関係の話が出てくるかというと岸田さんが総理就任時に掲げた「新しい資本主義」に関係してくるからです。
若干脱線しますが、「新しい資本主義」ははじめ株主に過度に配慮する「株主資本主義」を改め従業員や顧客などステークホルダーに還元していく「ステークホルダー資本主義」的なものを目指しているように見えました。
しかし、その後打ち出してきた政策を見ていると日本に眠る現預金約1,000兆円を「投資」に活用してもらおうという狙いがありそうです。
現預金のままだとまさに休眠状態。それが株などの「投資」に回ることで企業の成長を促せるのではないかと考えているということです。
先程の9月12日の記事も現預金を多く持つ高齢富裕層に「投資」にお金を使ってもらうための金融会社の施策に関する記事。
政府が動いてると企業側も乗っかりやすいんですよね。
🏛️行っている政策
じゃあ岸田内閣がなにしてるのかというと、よく聞くフレーズとしては「資産所得倍増計画」というもの。これは新NISAを利用して「資産」を増やしましょうという内容。「所得」どこいったのって感じですが今日のところはひとまず置いといてください。
新NISAって何かというと、株などを購入して得られる配当や売却益にかかる約20%の税金が一定の金額まで非課税になるというもの。
これまでもNISAはありましたが保有期間を撤廃し保有できる金額も増額しています。
この税制上の優遇措置を利用し「貯金」ではなく「投資」をしてもらえれば企業の株価も上がるし個人の資産も増えるよね。という狙い。
さらに個人の投資を促していくためには、その資産を上手く(利益を上げるように)運用してくれる良い運用会社が必要。
良い運用会社に育てていくためには競争があるといいよね。
そのために海外の運用会社が日本市場に参入しやすくなるように諸々制度を整えますよ。
というのが今日の記事です。
🤔初期のJリーグに似てる?
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
詳しくはないのですが、日本の運用会社は証券会社(金融商品を顧客に販売する会社)の子会社的立ち位置の会社が多いらしく運用会社が育っていないという状況のようです。
そのため海外の運用会社と比べ競争力が低いという見立てのよう。
そこに実力ある海外企業が参入しやすくするというのはレベルが低かったサッカーのJリーグに世界的な有名選手を呼んできて全体の底上げをするみたいな話だなと思いました。
仮にかなり大きな実力差があるとするのであれば、有名選手ばかりになりすぎないよう(=海外企業ばかりにならないよう)な仕組みが必要なのではないかと素人なりに思ったりもします。
📰今日のその他の一面
アメリカは金利据え置きでしたがこれはマーケット的には予定通り。それよりも現在の高金利が長期化するのではないかと見られて株価を下げてます。インフレがどこまで続くのかというのがポイントになっており「消費者物価指数(CPI)」に注目が集まる時期が続きそうです。
東芝は不正会計問題、原発関連での巨額損失からの立ち直りのために様々な事業を切り売りしてましたが結果非効率になってしまっていたということで再統合を目指していくようです。5年を目処に再上場を目標にしているとのこと。
2016年に待機児童問題が大きくクローズアップされ政策にも影響を与えるようになって7年。当時は入所できないことによる夫婦の”稼ぎ”に注目が集まっていましたが最近は業界の”人手不足”の観点で枠の拡大が望まれています。保育所に関する行政は全然わからないのですがこの補助金制度で上手くいくのでしょうか。注目。
✉️追伸
もう少し色々書きたかったんですが字数の関係上ここまでになりました。なるべく伝わるように書いたつもりですが、もし不明な点、わかりにくい点があれば質問・ご意見フォームからお願いします。