📰今日のニュース
今日は会社の人材、特に女性について。
💹マーケット
昨日は祝日(敬老の日)で日本市場はおやすみでした。
☝️一面のワケ
「女性の力」等と言われるが男性だけだと硬直化してしまい成長が頭打ちになる。
📚目次
社外取締役とは
女性社外取締役が求められる理由
女性の登用を促す仕組みが必要
🪅ポイント
社外取締役は企業統治の観点から重要視されている
女性役員は求められているが供給が足りていない
積極的に女性を登用していく仕組みが必要なのではないか
🐳社外取締役とは
「取締役」は会社運営のための意思決定や監督を行う人。基本的に取締役に求められるのは…
決定:会社の方向性
執行:決定事項の指示&実行
監督:執行が滞りないか確認
監査:不祥事が起こらないように監視
の4つの役割です。
社外取締役は、この中の監督・監査的要素が強い役職と考えて良いと思います。
株主の代わりに企業が株主の利益を損なうような行い…例えば違法行為や背任行為など…をしないかを監視することが求められる役割です。
社内ではなく社外の人を取締役に任命することでしっかりと企業統治(コーボレートガバナンスと呼ばれる。わりと重視される)を行おうというもの。
2021年に「会社法」が改正され、上場企業に対し社外取締役の専任を義務付けました。
その社外取締役を兼任する人が増えており、特に女性は兼任率が高いというのが今日の記事。
🐬社外取締役とは
「社外」の枠から少し離れますが女性役員が求められる理由は2つ。
1つは政府は2030年女性役員比率を30%にする目標を打ち立てていること
もう1つは会社の業績に直結するというデータが出ていることです。
女性役員比率が高い企業は業績や株価を伸ばしているというデータが出ています。さらに女性にとっても働きやすい職場となることで人手不足が叫ばれる中人材確保がしやすくなっているという話も散見されます。
記事内には何社かの外取締役を「掛け持ち」する女性社が多いとの記載があります。
その理由は企業内で女性の幹部登用が進まないため”人材"が少なく偏ってしまうからだそう。
兼務することで一社あたりに割ける時間が少なくなりそれが訴訟リスクに繋がる旨の記載もあります。
記事内では「社外取締役」を切り口に書いていますが、女性の役職への登用が社会全体として求められているという内容です。
🤔女性の登用を促す仕組みが必要
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
先日の内閣改造で副大臣、政務官の合計54人は全員男性という人事がありましたが、日本の社会全体として女性を要職に起用することをためらう風潮があるように感じています。
それは意思決定者の、「そのポジションに就くべしと思っていた人への”遠慮”」など心情的なものもあると思います。
ただ世の中は女性労働力を必要とし女性役員の比率が企業の成長を促しており避けては通れなくなっています。
実は農業界でも女性の意思決定者が多いグループは売上を伸ばしているという結果が出ています。
目標を掲げるだけではなく女性の登用を促進していくための具体的な仕組みが必要なのではないかと私は考えています。