ヤマダ、三菱自のEV販売 家電店で
修理・車検まで完結 メーカー主導流通に転機
《今日の主題》
世界の脱炭素の動きが日本をEV化へと促した(ただしトヨタは水素を諦めていない)
《ポイント》
1.ここ数年で世界は大きく脱炭素の流れに
2.その中で自動車業界は電気自動車へとシフトしていった
3.日本もその流れに乗らざるをえなくなった
今日は家電量販店で電気自動車が売り出されるという話。
*ここ数年での世界的な環境の変化
記事内にもありますが、ヤマダ電機と三菱自動車は一度2010年に協業していますがその後取りやめています。
その間世界では気候変動が脅威だと認識され2015年にはCOP21のパリ協定では数値目標も設定されました。
その後自動車業界も脱炭素、温暖化ガス排出抑制を目指しハイブリッドではなく電気自動車(EV)に力を入れ始めます。
日本勢はハイブリッドに優位性を、燃料電池車に将来性を見出していたため、
EVへのシフトが遅れましたが世界の潮流は無視できず
EVにも注力していくこととなりました。
*蓄電池としての電気自動車
また最近、電気自動車は移動するための手段としての役割にプラスして
「蓄電池」としても注目され始めています。
電気自動車のバッテリーは蓄電池と同じリチウムイオン電池です。
つまり電気をためておくことができます。
近年、自然災害が激しくなる中で、停電時に備えておきたいという方は多いと思います。
そんな時に予備電源代わりとして使うことが想定されており、電
池容量によりますが数日間は持つとのこと。
今回ヤマダ電機で売り出すモデルの場合丸1日は持つ計算です(家族4人で1日14kWhだそう)。
*電気代の節約にも期待できるかも?
さらに今後、自然エネルギーが伸びてきた場合は
発電量が多く電気が余る(必然的に安い)タイミングで充電を行い、
それ以外の時間はバッテリーから供給するという循環ができれば
電気代を安く抑えられる可能性があります。
いずれにせよ今回ヤマダ電機は車を電化製品、
さらに言えば家電の一つとして捉えたわけで
それが社会として定着するのかどうか
興味深く見守りたいなと個人的には思っています。