〈テクノ新世〉岐路に立つ人類(1)ヒトは衰退するのか
人知超す技術、歴史の主役に
《今日の主題》
テクノロジーの発展をどこまで許容するか
《ポイント》
1.AIによる危機が叫ばれているが非現実的だという声も
2.神の領域に踏み込むテクノロジーも出てきている
3.政治が基準を決める必要があるだろう
今日はテクノロジーの発展についての内容。
*AIによる人類滅亡危機
AIが人類を滅亡に追い込むシナリオをちょこっと探してみましたが具体的なものは見つかりませんでした。
たぶんどこかにはあるのだと思うのでご存知の方いらしたら教えてください。
ただ、5月下旬にBBCのニュース記事が出ましたが「AIのリスクに関する声明」にテック企業のトップらもこぞって署名しています(参考に載せておきます)。
ChatGPTを作ったオープンAIのサム・アルトマンCEOも名を連ねています。
人工知能の発達した社会を描くSF作品は数多くあり中には破滅的なものもあります。
それらが「現実のものになってしまうかもしれないリスク」というのは考えておく必要はあるのかもしれません。
*非現実的だという声も
一方で、「AIが人類を滅亡させるなんて非現実的だ」という意見もあります。
こちらは主張は多くの専門家が指摘しているところで、その指摘の内容としてはAIにより現在の情報等の「偏り」をより一層助長させる危険性の方が大きいのではないかというもの。
ディープフェイクが簡単に作れるようになることで大量の偽情報が作り出され拡散してしまうのではないかと危惧されています。
*一定の基準は必要
記事内では気象や医療などいわゆる”神の領域”に関するテクノロジーにも言及されています。
どこまでを可としてどこまでを不可とするのか、その一定の規制ないしは基準のようなものは必要なのではないかと感じています。
その部分を担うのは政治になるわけですが、各国ともに経済成長や経済発展への圧力が強い中、政治家たちがどこまで倫理観を持って対応できるかがポイントになると思います。
【参考】
▼AIが人類滅亡を招く恐れ 専門家やテック企業トップが警告https://www.bbc.com/japanese/65762397