3月23日(土)一週間を振り返るニュース10本
今週もお疲れ様でした。
ついに日銀が政策修正を決定しましたがその翌々日には「さらなる利上げはいつか?」ってニュースが出てきてて節操のなさに笑いました。
ただようやく「正攻法」の金融政策を取れるようになった意味は大きいと思います。
それでは今週を振り返るニュースたちです。
7️⃣一週間を振り返るニュース10本
《記事のジャンル》
💵経済🏛️政治🌎国際🗾国内
先週は大企業の賃上げに湧きましたが中小にも企業にも波及してきているようです。が、まだまだ中小の交渉は続きますので今後の結果も注視が必要。さらに零細や非正規にまで広がるか、また持続的に上昇していくかが次の問題となります。
野党が3月頭に深夜国会にまで踏み込んで勝ち取ったのがこの特別委員会でした。政治資金についてそもそものあり方について話し合われます。この動向に影響を与えそうなのが4月28日に行われる3つの衆議院補欠選挙。仮に与党が全敗するようであれば議論は加速します。その前に証人喚問もあるかも。
第一報は「ホンダは検討」でしたが提携で合意したようです。日本は電気自動車(EV)で世界から出遅れており、日産もホンダも一社のみで遅れを取り戻すことは無理だと判断した模様です。ここ数年で世界的に一気にEVの波が来ましたもんね。中国の増加とアメリカのインフラ抑制法が大きかったかなという気がしています。
これまで「国産原料」は付加価値をつけるためのものという扱いでしたがコロナや、ウクライナ危機、米中の貿易摩擦、さらには日本の国力の減衰もあり原料を入荷できない可能性が高まってきています。その上での国産シフトなのでこの傾向は続きそう。
ここ最近、公正取引委員会がかなり活発に動いています。以前も書いたかもしれませんがインボイスが始まる前に(たしか公取委だったと思いますが)取引先との値上げ交渉等を含むアンケート調査が各企業に行われたんですよね。その結果を受けて動いてたんだと思います。まだちょこちょこ出てきそう。
ロシアで大統領選挙がありました。プーチン氏が圧勝しました。「圧倒的な民意を得た」としてウクライナ侵攻も継続していくものと思われます。ただ対抗馬となり得る反体制派は出馬が認められず「見せかけ」の勝利と言えます。
正規雇用の賃金は上がってきてますがパートやアルバイトなど非正規の方の最低賃金の方は先進国に比べてもかなり低くまだまだ課題があります。岸田総理は2030年代半ば(後10年くらい)までに時給1,500円まで引き上げるとしていますがもしもし総理、そのペースはちょっと遅すぎませんか。
中国の不動産大手で住宅バブル崩壊の引き金的存在の恒大集団が売上を大幅に偽っていたことがわかりました。社債を発行しやすくし資金繰りを改善する狙いがあったと見られています。不動産不況に陥ってから大手不動産ディベロッパーを延命させてきた中国政府ですがこの一件を受けて破産を許容する可能性も否定できません。仮にそうなれば混乱はさらに加速することになります。
今週のトップニュースはこれ。17年ぶりの利上げ。そして11年続いた異次元の金融緩和(アベノミクスによる金融政策)がようやく終焉を迎えることになりました。「正常化」へと歩みを進めていくことになります。しかし徐々に変更していくのかなと思いきやマイナス金利政策も長短金利操作(YCC)も、さらにはETF(株)の新規買入も一気に撤廃するとは思いませんでした。
日銀発表の翌日にアメリカでも金融政策に関する発表があり金利の据え置きを決定しました。アメリカは今年の早いタイミングで利下げに踏み切れるかと見られていましたが予想以上にインフレが続いておりなかなか利下げに踏み切れずにいます。アメリカの金利はドル円の為替にも影響を与えるためどのタイミングで利下げされるかには注目です。
👀注目
今年世界中で選挙が多いって話をしましたがこうやって並べてみるとやっぱりめちゃくちゃ多いですよね。直近は4月10日の韓国の総選挙。尹錫悦大統領がレームダック化するか息を吹き返すかの分水嶺。そして最大の注目は米国大統領選です。
さらにピックアップすると人口が世界一になったインドの選挙は注目の選挙になります。ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相率いるBJPに野党側は対立軸を示せておらずジリ貧の状態。少し前の日本が思い出される感じが個人的にしています。
はしかが流行っているそうです。妊婦さんにうつしてしまったらどうしようの一心で近くの病院にはしかの予防接種について問い合わせたら問屋にも在庫がなくいつ入荷できるかわからないとのこと。ワクチンが一番効果的だそうですが在庫なけりゃどうしようもないですよね…みなさんもお気をつけください。
📰1週間の一面
3月18日(月)休刊
✉️追伸
今週は各国の中央銀行で動きがあった1週間でした。
振り返り10本には載せてませんがスイスの中央銀行が利下げを決定。市場的にはちょっとサプライズだったようです。
今年も中央銀行の動きに注目が集まる1年になりそう。
それではみなさま良い週末をお過ごしください。