📰今日のニュース
日銀総裁、物価2%実現「確度高まる」
賃上げ持続注視 大規模緩和を維持
今日は日銀の金融政策決定会合について。
💹マーケット
☝️一面のワケ
マイナス金利政策の解除が着実に近づいてきている。
📚目次
マイナス金利政策とは
解除の根拠とタイミング
海外への発信力
🪅ポイント
マイナス金利政策はインフレと経済活性化を目指して導入された
銀行の収益悪化という負の側面が意識されている
マイナス金利がいつ解除されるかに注目が集まっている
💸マイナス金利政策とは
22,23日で行われた日本銀行の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持が全員一致で決まりました。
金融政策決定会合とは金融政策について話し合われる日本銀行内の会合で年8回開催されます。
各国(地域)の中央銀行が同じ様な会合を有しており金利の調整等を通じて物価の安定をはかります。
今回の会合ではアベノミクス下で2016年に始まった「マイナス金利政策」を解除するかどうかが注目されていました。
マイナス金利政策は民間銀行が中央銀行にお金を預ける際の金利をマイナスにする政策。
銀行にお金の貸し出しを促すことによって物価上昇へと導いたり経済を活性化させる狙いがありますが、反面、銀行の収益性も悪化させる負の側面もありました。
最近では負の側面が意識され始めており、そう遠くないタイミング(3月、もしくは4月の会合)でマイナス金利政策が解除されるだろうと見られている。というのが今日の記事。
👀解除の根拠とタイミング
かねてから植田日銀総裁はマイナス金利政策の解除については「物価目標の達成が判断の根拠となる」と述べてきました。
これまで日本の物価高はエネルギー価格の高騰等に起因する輸入物価の上昇が商品価格の上昇を引き起こしてきたためです。
しかしながら最近では原油価格は落ち着いており、変わって賃金上昇によるサービス価格の上昇が緩やかな物価上昇を引き起こしつつあります。
賃金と物価の好循環を目指す日銀にとっては好ましい状況になってきており、着実に金融正常化へと踏み出せる条件が整いつつあります。
今回の決定会合もそのことを強く意識させる内容となっていました。
あとは「いつ」踏み出すかです。
4月であれば多くの情報が揃うため理由付けはしやすいですが、後手に回りチャンスを逃してしまうことを嫌うのであれば3月もあり得るのではと噂されています。
いずれにしてもマイナス金利解除となれば大きな転換点になるため注目が集まっています。
🤔海外への発信力
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
先日、日銀の海外への情報発信に関する記事が掲載されていました。
日本では賃金がや商品価格がなかなかあがらない「デフレ」が大きな悩みであることに対し、海外では賃金と物価が上がり続けて歯止めが効かなくなることが心配されるようで日本の状況はなかなか理解してもらいにくいとのこと。
なんなら「賃金と物価の好循環」という説明が不安を呼ぶ可能性がある。とのことで英訳版にわざわざ「moderate(穏やかな)インフレ」と記載したそうです。
世界基準を知っていることの強みだなと感じました。
📰今日のその他の一面
現状月開発は「やったもん勝ち」の状況になっており日本が月面へのロケット打ち上げを行ったのもそのあたりが背景にあるよう。一定の規制は必要ではないかという議論もありますが線引が難しくなかなか進みません。そんな中グローバルサウスも月に商機を見出し進出を進めています。
派閥はカネと人事のための組織であるため解散する安倍派、二階派、岸田派にはある程度の変化はあると思います。しかしながら派閥が問題であったわけではなく、集めた資金を「裏金化」してたことに問題があります。裏金はいくらあったのか、また何に使ったのかを解明する必要があります。
記事内では運転を点数化し認知機能の低下を見つけやすくすることで、「健康維持や適切な運行管理」を行いやすくするとのことですがその先の展開として、例えば運転サポート機能の開発などがあるのか等は気になるところ。免許返納の基準を決めるなんて使い方も考えられそうだなと思いました。
✉️追伸
マイナス金利政策解除は4月予想が多そうなんですが私は3月の会合なんじゃないかな?となんとなく思ってます。
これまでも植田総裁は先手先手を打ってきましたし世界の情勢も日本の情勢も不確実な中で、1ヶ月の差が命取りになることもありえるなと。
後手に回るくらいなら多少拙速と見られても早めに動き出すんじゃないかな?と思ってるんですがみなさんはどう思いますか?