📰今日のニュース
今日は日本経済の今後について。
💹マーケット
☝️一面のワケ
日本経済、課題はあるがまだ伸びる余地は十分にある。
📚目次
戦後からの流れ
日本経済の課題
格差の縮小に向けて
🪅ポイント
新年の一面トップは未来志向な記事に
失われた30年からの脱却へ
課題は労働生産性と賃金
あけましておめでとうございます!
日経の新年最初の一面は「日本経済の今後」的な記事でした。
ちなみに朝日、毎日、読売は安倍派の裏金問題を一面トップに持ってきていました。
このあたり、各紙の違いが明確になっておもしろいなと感じます。
「古き良き」時代に別れを告げ、若い力で成長させていこうと説いているのが今日の記事。
新しい時代へと「反転」する前にこれまでがどういう時代だったのかを振り返っていきたいと思います。
⛏️戦後からの流れ
戦後、日本は朝鮮戦争に伴う特需もあり「高度経済成長」を迎え世界2位の経済大国へと上り詰めます。
しかしその急激な成長が「脅威」と捉えられアメリカとの貿易摩擦が激しくなります。
(蛇足ですが、現在中国が「脅威」と捉えられ半導体等の輸入制限がかけられているのは既視感がありますし「対日本」での成功体験があったからだろうなという気はします。)
その後バブル景気を迎えバブル崩壊後「失われた30年」と呼ばれる時代に突入します。
この間企業では大規模なリストラもありましたが極力「雇用」を維持することに注力したため設備や人への「投資」に二の足を踏む状況になっていました。
🚧日本経済の課題
結果として「一人あたりの労働生産性」が伸びず、さらには人口も減り始め経済的な力が下がってしまっています。
特に労働生産性はOECD(経済協力開発機構)38カ国中30位でここをどう高めていくのかは日本経済にとって大きな課題となっています。
またこの間賃金が伸び悩んできたことも日本経済停滞の要因となっていました。
昨年末から大手企業を中心に基本給の引き上げ(ベースアップ)を行うアナウンスがされておりこれまでにない動きが出てきています。
企業の99.7%、労働者の約7割を占める中小企業にまで波及させ、日本経済を回復へと向かっていくことができるかが今年の注目ポイントになりそうです。
🤔格差の縮小に向けて
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
トマ・ピケティという経済学者の「資本とイデオロギー」という本を読み進めているのですが、社会が成長し安定していた時代は格差が小さかったということが書いてあるんですね(読み違えてなければ)。
「格差が拡大している」という話やニュースをよく見聞きすると思いますが、格差を縮小させることが実はさらなる成長に繋がる可能性がありそこは政治の仕事になってきます。
具体的には税の見直し、特に「増税」という方向だと思っています。持つ人から徴収し分配してくという流れ。
今年は税に関する話も多く出てきそうだなと思っていますので一緒に追っていければなと思っています。
📰今日のその他の一面
日本経済が回復していくためには社員の賃金上昇に加えパート・アルバイトの賃金引き上げも必要だと言われていましたが報道を見ている限りではあまり動きが見られていませんでした。イオンさんはこういうところ本当にさすがだなと思います。
✉️追伸
今年もどうぞよろしくお願いします!
明日は休刊日でお休みです🙌