📰今日のニュース
日米欧の工作機械63件、中国の核開発に転用か
輸出管理の限界露呈 本社調査
今日は中国への技術流出と核開発に関する話。
💹マーケット
☝️一面のワケ
輸出規制をかけていた西側技術が中国の核開発に利用されていたことが明らかに
📚目次
日経のスクープ
中国の思惑
不安定化する世界
🪅ポイント
西側技術が中国の核開発に利用されていた
中国は安全保障にかなり力を入れている
核を増強することで影響力を持ちたい狙い
📸日経のスクープ
日経のスクープです。日経さんこのニュースに関してすごい力入れたページ作ってたので置いときます。
こっちは動画。サクッと見るならこちらがオススメ。
昨年10月からアメリカが先端半導体や半導体製造装置の中国への輸出を規制していますが軍事転用を懸念しての措置でした。
日本、ドイツ、台湾などの企業が中国の軍需企業ではない企業に販売した工作機械などが核開発に使われていたというのが今日の話で、懸念していたことが現実に起こっていることがわかったというわりかし暗いニュースです。
🇨🇳中国の思惑
中国はこれまで国家主席は1期5年で連続2期までとしていましたが2018年に憲法を改正し制限を撤廃しました。
任期撤廃を受け習近平(シーチンピン)氏が異例の3期目に突入し権力を集中させています。
習政権が力を入れているのが経済発展と安全保障。
今年の全国人民代表大会(全人代=国会のようなもの)でも、
「安全こそ発展の基礎であり、安定は強さの前提だ」
と発言しており国防費を前年比で7.2%増やし軍備の増強を進めています。
特に「核」をアメリカ、ロシア並み(1500発程度)に保有することで影響力をもちたいという思惑があるようで核戦力の増強を進めています。
🤔不安定化する世界
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
2021年に核兵器禁止条約が発効し世界は核兵器を減らす方へ向かっていくのではないかと期待しましたがロシアがウクライナに侵攻し、イスラエルがパレスチナに軍事攻撃を行うなどむしろ世界は不安定化していっています。
いずれも権力を集中させる専制的な政治を行っている国が原因になっている様に私には感じられて、結局のところ地道に民主主義をやっていくしかないのかなという気持ちになっています。
📰今日のその他の一面
一度欧米が管轄した上でオスロ合意の履行を求めるということで現実的な落とし所だと思うんですが、ハマスはオスロ合意を認めていないのとイスラエルのネタニヤフ首相も極力パレスチナの土地を削りたいという思いがあるので難しそう。ただ2国家共存が結局一番現実的な落とし所だと思います(2回目)。
昨日も一面に載ってた「資本金を減らすことで中小企業になり節税するスキーム」に規制をかけるという話が自民党内で話し合われてるよというニュースです。ちなみにどうでもいいですが自民党の税調会長をしている宮沢洋一さんは岸田首相のいとこで、岸田さんは宮沢さんのこと「ようちゃん」って呼んでた気がします(違ったらすみません)。
一面のこの記事だけだとなんのことか分からなかったのでこっちの記事も置いときます。環境分野はむしろ成長産業で特に欧州では環境に配慮しない会社は生き残っていけないだろうと思います。両立は可能というよりは必須になりつつあるなと感じています。
✉️追伸
きっかけはネットの発信だったということなので良くも悪くもネットが影響する世界だなーと感じています。
日経さんが力入れたページおもしろかったので時間あればぜひ。