📰今日のニュース
NTT、米自動運転に出資 トヨタ車で活用
バス・タクシー、25年にも供給
今日は今日は2024年問題に対するNTTの動向について。
💹マーケット
☝️一面のワケ
自動車が自動運転と組み合わさることで新たなビジネスチャンスが生まれている。
📚目次
2024年問題とは
NTTの動向
裾野が広がる自動車産業
🪅ポイント
2024年問題により運転手が足りなくなる
解決策として期待されているのが自動運転
NTTは独自の技術を用いてこの分野に参入する
🚕2024年問題とは
NTTも2024年問題に向けて動き出すようです。
2024年問題は「働き方改革」の一環です。2018年に関連する法律が通常国会で可決され、2019年年4月から段階的に施行されていました。
主な内容としては…
・時間外労働の上限規制(罰則あり)
・勤務時間インターバル制度(終業→始業まで一定の時間を設ける)
・高度プロフェッショナル制度(労基法の適用外になる職種の制定)
・60時間/月以上の時間外労働に対する割増賃金率の引き上げ
などです。
これまで無茶な働き方で維持してきた産業の労働のあり方を是正し労働者のライフワークバランスを確保するというのが目的ですが、これらの規制により「運転手不足」という問題を抱えることになりました。
そこで各業界が目をつけているのが「自動運転」です。
📞NTTの動向
NTTは通信技術の強みを活かし「自動運転」分野に参画する模様。というのが今日の記事の内容です。
自動運転はその性質上膨大な情報処理能力が必要になり速度が上がるほどまた条件が複雑になるほど大量かつ高速での情報処理が必要になります(それを考えると人間は膨大な情報を処理しながら運転してるわけでそれはそれですごいなと思います)。
その「大量&高速の情報処理」の鍵となるのがNTTが開発している「IOWN(アイオン)」という技術。
IOWNはInnovative Optical and Wireless Networkの頭文字で「革新的な光と無線のネットワーク」という意味だそう。
あまりよく分かってませんがこれまで電気(電子)で行っていたものを「光」に置き換えることで圧倒的な低消費電力、超高速大容量、低遅延を実現できるようです。
自動運転技術のところは海外企業の知見を取り入れながら情報処理の部分に自社の独自技術を組み込んでいく構想です。
これにより現在はレベル4(=特定条件下での自動運転)止まりのものをレベル5(完全自動運転)へと引き上げていく構想だと思います。
🤔裾野が広がる自動車産業
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
これまで自動車は自動車メーカーのものって感じがありましたがそれはエンジンの製造がかなり複雑なため参入するハードルが高かったからという理由があったようです。
EVが推進されることで様々な企業が車作りに参入できるようになり、また自動運転と組み合わさることで産業の裾野が広がっています。
自動車産業はこの先も巨大市場であり続けそうです。
📰今日のその他の一面
昨日に続いて米国大統領選の話題です。今年アメリカで自動車関連の労働組合による賃上げを求めるストライキがありましたが、EV(電気自動車)の普及により仕事がなくなることを危惧した面もあります。バイデン氏が労組の集会でスピーチしたのも大統領選を見据えたもの。
「資本金を減らす」ことで「中小企業」になり税金を減らすという「節税策」は前から批判がありましたがようやく対応することにしたようです。タワマン節税なんかもそうですがこれまで「不公平感はあるけど合法な節税対策」とされていたものがきちんとルール化されていっているように感じます。
これまで政府が「お願い」をして産業界がしぶしぶ気持ち程度の賃上げをするという状況でしたがようやく社会的にも「賃上げムード」が出てきた感じ。春季労使交渉の結果次第ではマイナス金利政策を撤廃するのではと見られておりその点からもどこまで賃金が上昇するかは非常に重要です。
✉️追伸
「テスラが自動車産業に参入した」って聞いた時は本当にビックリしたことを今でも覚えてます。
エンジンが参入障壁になってたわけですがEV化でそれもかなり低くなり様々なメーカーが参入してきています。
社会は変わっていくものなんだなぁとしみじみと感じています。