📰今日のニュース
上場企業の純利益3割増 4~9月、車や訪日需要好調
素材や部品、中国不振で低迷
今日は日本企業の4~9月の業績について。
💹マーケット
金曜が祝日だったため日経は±0としています。
☝️一面のワケ
全体としては回復基調も細かく見れば明暗分かれる結果に。
📚目次
明るかった業種と要因
暗かった業種と要因
外部要因に左右されている面が大きい?
🪅ポイント
プラス要素はコロナからの経済回復
マイナス要素は中国経済
米中対立も響いている
業種によって明暗はっきり分かれたよと言うのが今日の記事です。
💡明るかった業種と要因
明るかったのは観光、交通、自動車関連産業などです。
主な要因は2つ。
コロナショックからの経済回復
円安
新型コロナウイルスの影響で停滞していた「観光」や「交通」が息を吹き返して来ました。コロナ前の堅調さを取り戻した形です。
また半導体の供給が制限されたことで製造業に影響が出ていましたが、物流が回復したことにより供給制約が緩和。
計画通りに生産を行えるようになったことで自動車関連などの製造業の業績が好転しました。
経済の回復に加え「円安」が後押しをしています。
円安は海外からの旅行客に「割安感」を与えますし、輸出企業にとっては円換算での売上増に繋がります。
「明るかった業種」はこれら2つの要因で利益が増えました。
🐦⬛暗かった業種と要因
一方暗かったのは中国の経済悪化に引っ張られた業種です。
要因はこちらも2つ。
中国の景気低迷
アメリカとの貿易摩擦
中国は新型コロナウイルスに対し移動の制限や工場の操業停止等を伴うかなり厳しい対応を取り経済活動が停滞しました。
また中国経済を牽引してきた不動産業が失速し、債務不履行に陥る企業も出てきてしまっておりなかなか回復の見通しが立ちません。
さらに「貿易戦争」とも呼ばれるような貿易摩擦が生じており中国に生産基盤を持っていた企業は見直しを迫られています。
これら「中国」に関するマイナスの要素に引っ張られ減収や減益に陥っています。
🤔外部要因に左右されている面が大きい?
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
全体的には好調になり始めてるように見える日本の経済ですが細かく見ていくと「勝ち企業」と「負け企業」が見えてきますよって内容ですよね。
もちろん各企業が持ってる技術なりがすごいということは前提にありつつも、かなり外部要因(社会状況など)に引っ張られている感じがあります。
もう少し企業としての強さが出てくれば本格的に景気回復していくのかなという感じを受けました。