📰今日のニュース
首相「物価高超す所得増実現」 来夏、賃上げ・減税で
17兆円台前半の経済対策決定
今日はついに決まった経済対策の中身について
💹マーケット
☝️一面のワケ
これまで小出しでニュースになっていた経済対策の中身がついに決まった。
📚目次
「デフレ脱却」について
「供給力の強化」について
分かりにくいと思われるのでは
🪅ポイント
首相として経済対策のポイントは2つ
「デフレ脱却」と「供給力の強化」
果たして国民に伝わるか
📉「デフレ脱却」について
臨時国会に提出される補正予算の中身がようやく決まりました。
岸田総理の狙いとしては「減税」を強調することで定着してしまった「増税イメージ」を払拭することにありますがそれ以外の部分でどういう狙いがあるかということをお伝えできればと思います。
鍵になるのは「デフレ脱却」と「供給力の強化」というワード。
デフレはデフレーションの略で物価が下落していくこと。足元では物価の上昇が続いていますが日本では長らく「デフレ」の状態でした。
現在はインフレ(=インフレーション:物価上昇)になりつつあるという状況。
「デフレ下だと物価が下がり賃金も上がらない。デフレに戻らないように完全に脱却しないといけない。そのために行うのが今回の経済対策だ。」というのが岸田首相の話。
具体的には所得税等の「減税」を行い可処分所得(使えるお金)を増やすことで消費を拡大していこうという狙いです。
👏「供給力の強化」について
日本はコロナ以降「需要不足」に悩んでいました。
「需給ギャップ」という国の需要と供給の差を表す数値があります。コロナ以降はマイナス(需要不足)に陥っており需要喚起が必要でした。
そのためこれまでの経済対策は「需要」に焦点をあてていましたが今年の7月‐9月は需給ギャップがプラスに転じました。つまり需要は戻ってきた状態。
次は供給力を強化していく番だということで「半導体」や「蓄電池」などに投資が起こりやすい環境を作ろうという狙いです。
主にこれら2つの観点から作られたのが今回の経済対策で、その裏付けとなる予算案ということになります。
🤔分かりにくいと思われるのでは
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
元々スタートは「物価高対策」だったはずなんですよね。
物価高対策を行うのに「デフレ脱却と供給力強化だ!」って言われても分かりにくいなぁって感じるんじゃないかと思うんです。
私も書きながら伝わるかなって不安ですし。総理は「減税」にこだわったようなんですがちょっと固執し過ぎじゃないかなと心配しています。
📰今日のその他の一面
今日の一面で書かれた政府の経済対策に対するコメントですが、政府案に対し厳しい内容になっています。政府は総理の思惑もあり減税に向かっていますが、減税ではなく賃上げに振り向けるべきだというのが主な主張。
特許関連の訴訟は複雑なんですが日鉄側は状況が不利になったため請求放棄(取り下げだと同内容で再訴訟可能、放棄は再訴訟不可だそう)の判断となったようです。同じ鉄鋼メーカーである宝山との訴訟は継続するようでこちらはなんとか取りたいという日鉄の思いが見えます。
記事を読む感じだと開発サイクルを早くすることで量で勝負していくということなのかなという気がしたんですがどうなんでしょうか。文書作成などの「事務作業の効率化」で使われるイメージでしたが創造的な分野でも使われ始めているなという印象を受けます。
✉️追伸
今日文化の日で祝日なんですってね。昨日までまったく知りませんでした。
平日休みの方もいらっしゃるかもですがみなさんこの3連休はなにされるご予定なんでしょうか?