📰今日のニュース
中小の生産性、産学で改善 自動化ロボ投資促す
導入費6割減、成長を後押し
今日は労働生産性を向上させる施策について。
💹マーケット
☝️一面のワケ
労働生産性の向上を狙った産業ロボ導入促進のために情報共有プラットホームを立ち上げる
📚目次
生産性とは
産業ロボ導入のためのサポート
必要なのは労働時間の削減なのか
🪅ポイント
労働生産性を高めるには実質GDPを増やすか労働量を減らすか
労働量を減らし生産性を高めるために産業ロボ導入を促進
導入費用軽減のために情報を共有できるプラットホームを創出
🚜生産性とは
生産性とはモノやサービスをどれだけ少ない資源で効率的に生み出しているのかを知るためのものです。
よく聞く労働生産性は投入した労働量に対する産出量の割合。
労働生産性を式で表すと…
労働生産性=実質GDP/(就業者数×労働時間)
となります。
労働生産性を上げるためには分子を大きくするか分母を小さくする必要があることから
実質GDPを増やす
就業者数もしくは労働時間を減らす
のどちらかということになります。
今回の記事では産業ロボを導入することで労働時間を減らし生産性を高めていこうという内容になっています。
🤖産業ロボ導入のためのサポート
ただ、ロボットを導入するとなれば大きな投資が必要になります。
導入されるロボット本体以外にも付随する周辺機器やシステムの開発などの費用が必要なためその部分を削減できるようにとデータベースを構築し無償で共有しますよ。というのが今日の話。
特に大企業に比べ中小企業の労働生産性が低いことから中小企業支援が目的のようです。
日本の全企業の大半(99.7%)を占める中小企業の労働生産性を向上させ、賃金の引き上げや経済成長に繋げていく狙いです。
🤔必要なのは労働時間の削減なのか
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
労働生産性のことを調べていて「ニッセイ基礎研究所」のレポートを見つけたので共有しておきます。
ポイントは以下。
日本は賃金上昇は起こっていないが労働生産性は上がっている
日本の労働生産性の向上は労働時間の短縮が寄与している
必要なことは実質GDPの増大
そのためには家計消費と企業の設備投資の増加
ということのようです。日本のGDPに占める個人消費の割合は5~6割なため個人消費が伸び悩むとGDPも伸び悩みます。
実質GDPは物価変動の影響を除いたもの。実質GDPを増大させるには物価上昇以上の消費の伸びが必要になります。
つまり今ようやく起こり始めた賃上げの流れが維持できるかが非常に重要です。
また、産業ロボ導入は企業に設備投資を促すことになります。これまで抑えられてきた設備投資が増えていくかも注目です。
📰今日のその他の一面
日本銀行の目的は「物価の安定」なので0%インフレは日銀の政策が上手くいってたということが言えるかと思います。問題は原材料価格が上昇したにも関わらず商品価格に反映させられず何かを切り詰めないといけなかったこと。おおよそ同じことを言ってるんですが物価高は目的ではないと思うんですよね。大事なのは適切に価格転嫁できるようになることだと思っています。
2日間の延長で合意したとニュースが出ていました。カタールが仲介役として動いているようです。アメリカもイスラエルに対し延長を促していたようで各国が必死に動いているように感じられます。ひとまず30日までの延長となりました。
既に引退された方なのかと思ったら現役の方だったようです。これまでされてきたことが書かれた記事があったので置いときます。
✉️追伸
先日お伝えした「インドの正体」を読み始めました。想像以上にインドのこと分かってなかったなって気がします。
薄いのでサクサク読めます。入門書としてはかなりオススメです。