📰今日のニュース
労災多発、先端技術で防ぐ
JFEや三井化学、リスク検知 熟練労働者不足を補う
今日は労働災害の増減に関する話。
💹マーケット
☝️一面のワケ
労働災害の発生件数がジワジワと増えている
📚目次
労災とその推移
業種による事故の増減
労働に従事する個人の安全対策も必要
🪅ポイント
労災は仕事中の怪我や病気、死亡のこと
全体的に減ってはいるがまた増え始めている
技術導入で減少させたい考え
👷労災とその推移
労災(=労働災害)は労働者の作業や業務を原因とするケガや病気、死亡のことです。
事業主には労災の防止や発生時の労働者補填、また労働基準監督署への報告義務があります。
今日は労災が徐々に増えつつありその対策としてAI等の技術が用いられている。という話。
元となった厚労省のデータはこちらに置いておきます。
1974年は34.7万人いた労働災害による死傷者数が昨年は13.2万人まで減っており全体として減ってはいますが、09年に最少の10.6万人を記録して以降ジリジリと増加傾向にあります。
21年比でも死亡者数は減ったものの休業4日以上の死傷者数は1.4%増加しており減少が見られません。
背景にあるのが労働者の高齢化と熟練技術者の減少だと記事ではまとめています。
🪢業種による事故の増減
記事内のグラフでは運輸・郵便業の労災が多く建設業、製造業などは少ないという数値が出ています。
建設業・製造業は大きな事故も発生しやすくこの間労災に関してかなり対策が進んできた分野だと言えます。
一方で下のグラフを見ると指摘されている陸上貨物運送事業や小売業、社会福祉施設が増加傾向にあることに気づきます。
小売業の事故は「転倒」が多く、商品の搬入時や陳列時またスーパーの加工場など滑りやすい場所での転倒が典型的な事例としてあげられています。
社会福祉施設は無理な動きをして体を傷めたり、こちらも転倒などが事例としてあげられています。
これらの改善にあたり新技術の導入もそうですが事故が増えている業態に建設業等元々事故が多かった業態で培われた「安全に作業を行うためのノウハウ」を持ち込むというのも一つの手なのではないかと思います。
🤔労働に従事する個人の安全対策も必要
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
先日フリーランスが労災保険に加入できるようになったという記事 がありましたが働き手が減っていく中で労働者保護は重要な課題になっています。
少し話はそれますが一次産業(農林水産業)も作業中の事故が非常に多い現場ですが農業や漁業は個人事業主としてされている方も多く「労災」には認定されていないケースがかなりあるはずです。
働けなくなると収入がなくなり行き詰まってしまうのは同じで、この分野も安全対策と補償の検討が求められるなと思います。
📰今日のその他の一面
衛星打ち上げロケットと弾道ミサイルの違いは一定の軌道に乗せるのかそれとも放物線を描いて落ちてくるのかの違いで打ち上げ直後は判断できないため「ミサイル」と表記されるようです。北朝鮮は国連の安全保障理事会で弾道ミサイル技術の使用を禁じられているためその点が批判されています。
介護業界は慢性的に人手不足で、その対応のため月額6千円の賃金引き上げを決定しましたがまだ不十分という声があります。賃金データを公表して人材獲得競争を促し賃上げに繋げる方策も実施していくようですが根本的な部分として介護報酬についての検討が必要ではないかと思います。
「ウクライナ、中東、中国の対応を迫られる中、日本が不安定化されると困るため」という主旨ですがアメリカがそこまで日本に気を回すとは思えず日本政府側から打診して認められたという感じなんじゃないかと思います。ただこれが政権浮揚につながるかと言えばそうでもないんじゃないかなと個人的には思ってます。
✉️追伸
農家のおっちゃんとかとよく話す機会があったんですが安全対策への意識が杜撰だなって思うことはちょくちょくありました。ここは問題だなと思います。
一面と同内容の別記事なんですが建設業などは従業員の安全確保は人権に関わるため整備することで投資を呼び込む流れに繋がっているようです。