📰今日のニュース
全フリーランス、労災保険加入可能に
安全網を整備、270万人に対象拡大
今日はフリーランスの保護についての話。
💹マーケット
☝️一面のワケ
労災保険への加入ができるようになりフリーランスが徐々に”保護”の方向に。
📚目次
フリーランスに関する問題
労災保険に加入できるように
社会としてフリーランスをどう扱うか
🪅ポイント
フリーランスをどう守るかが社会的課題に
法律上はフリーランスは「労働者」扱いにならない
労災保険加入を認めることで一旦のセーフティネットに
🚲フリーランスに関する問題
「フリーランス」として働く人が増えてきたことで、フリーランスをどう守っていくかということが社会的な課題になっています。
基本的には「フリーランス」は法律上の「労働者」として扱えるかどうかという話。
労働者は「労働基準法」によって定められているのですが、労働基準法の制定は1947年で「製造現場等に集まって集団で働く」ことが想定されています。
そのためフリーランスは「個人の裁量で働いているから労働者ではない」という扱いになってしまい明らかに会社からの指示で働いているようなフリーランスも労基法で保護されなくなってしまっています。
Uber Eatsの配達員さんがこの話題の起点だったと思いますがAmazonの配達員が配達中に怪我をし労災認定されたことなどが話題になっています。
🏥労災保険に加入できるように
現在、労働基準法では「労働者」の扱いとならない「フリーランス」として働く人達も労働者のための保険である「労災保険」に加入できるようになります。というのが今日の記事。
労災保険は仕事や通勤中のケガ等に対して治療費が支払われ働けない期間給料の8割を補填してくれるもの。
保険料は一般的には企業が負担しますがフリーランスは個人負担となるようです。
今後フリーランスの扱いに関しては議論が進むことになると思いますが、ひとまず労災保険の加入枠を拡大することでひとまずのセーフティネットとするつもりでしょう。
🤔社会としてフリーランスをどう扱うか
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
今後の課題はフリーランスをどう扱っていくかという問題になります。
AmazonのケースはAmazonから荷物の振り分けや配達ルートの提示があったので「労使関係にあった」として認定されました。
一応「フリーランス新法」と呼ばれる取引が不利にならないようにという内容の法律ができましたが(施行はまだ)、やはり記事の最後にもあるようにEUの様な基準作りが日本でも必要で、そのためには労働基準法の改正が必要になってくるのではないかと思います。