📰今日のニュース
日銀、長期金利1%超容認 政策を再修正
総裁「大幅には上回らず」
今日は金融政策決定会合を受けての記事。
💹マーケット
☝️一面のワケ
3ヶ月で金融政策を再修正。「正常化」への足がかりとなるか。
📚目次
決定の内容
なぜ引き上げるのか
実生活への影響
🪅ポイント
金利1%超えを容認したのが最大の決定
国債を大量購入することで金利を抑え込んでいた
金利1.2%程度が理想とのこと
🔔決定の内容
昨日行われた日銀の金融政策決定会合で最も大きい「決定」は、これまで「一応の上限」としていた長期金利1%のラインが「上限のめど」になったこと。
言葉遊びのようにも見えますがこれは「1%を越えてもいいよ」ということ。
これまで日銀はイールドカーブ・コントロール(YCC)と呼ばれる手法を用いて金利を低く抑え込んでいました。
具体的にどうやって抑え込むかと言うと「指値(さしね)オペ」と呼ばれるのですが、国債を無制限に買い入れるという手法を用います。
国債は売られると金利が上がり買われると金利が下がるという関係性です。
目標とする水準まで国債を買い続けるというわりと無茶な手法を取っていたのですがその「指値オペ」実施の目安となる金利の水準を引き上げましたよ。というのが今回の決定です。
💡なぜ引き上げるのか
「金利を低く抑え込む」方法も含め現在日本が取っている金融政策は「異次元の金融緩和」と呼ばれるものです。
これは2013年頃から始まったアベノミクスに連動するものですがそれを「正常化」していく必要があるよねというのが現在の流れ。
金利の上昇を容認するというのはその流れの一環です。
いくつかの記事を読んでいると金利は1.2%までにおさまるのが理想的とのことなのでそのあたりまでは金利が上昇しても見守るのではないかということです。
🤔実生活への影響
金利が上がることでの実生活への影響は、最も実感できるものは住宅ローンの金利上昇だと思います。
これまで住宅ローンもかなり低金利でしたが今後は上がっていく方向になります。特に変動金利でローンを組んでる人は影響が大きくなりそうです。
また今回は「金融緩和」自体は維持するとのことだったので円安に振れていますがこれが「正常化」へと転換しますとなった場合は円高方向へと動くことが考えられます。
そうなれば日本の物価高も多少は抑えられる可能性があります。