📰今日のニュース
中国減速、世界の製造業9%減益 電機や化学不振
7~9月 全体は3%増益、車・金融好調
今日は中国が世界経済の足を引っ張り、牽引するアメリカも不安要素があるという話。
💹マーケット
☝️一面のワケ
全体としてはプラスだったものの中国の停滞が世界経済に響いている。
📚目次
世界経済に影響を与える中国の不景気
アメリカ経済の不安要素
中国の若者の失業率の高さ
🪅ポイント
中国は国内不景気と貿易摩擦の2つの問題を抱える
アメリカ景気は良いが減速が懸念される
米経済が減速すれば世界的にも大きなダメージに
🇨🇳世界経済に影響を与える中国の不景気
中国経済は現在2つの問題を抱えています。
国内の不景気
アメリカとの対立
中国は新型コロナウイルスに対し移動の制限や工場の操業停止等を伴うかなり厳しい対応を取り経済活動が停滞しました。
また中国経済を牽引してきた不動産に対しバブルを懸念して規制をかけたことで失速。
さらには補助金により販売を奨励していた自動車も今年に入って補助金が廃止されたことで一服し、国内全体に不景気感が漂っています。
貿易面でもアメリカとの対立を抱え各国が中国への投資に二の足を踏む様になっています。
中国経済の低調さに引っ張られ様々な業種に影響が出ています。
🇺🇸アメリカ経済と不安要素
一方でアメリカの経済は堅調で、中国に関する製造業関連のマイナスを非製造業が補ったというのが今日の話。
現在アメリカは物価高(=インフレーション:インフレ)を抑えるために金利を引き上げています。
そのおかげで金融業界で利益が増えたということですが、アメリカの不安要素はまさにその金利高。
金利を引き上げるとインフレを抑え込むことができますが、「お金を借りるコスト」が上がるため経済活動が抑えられ景気が悪くなります。
アメリカは2022年3月から金利の引き上げを開始し「景気が悪くなるのではないか…」と思われつつも経済は持ちこたえてきました。
経済が耐えているうちにインフレが収まってくれるのが最高のシナリオなわけですが、底堅かったアメリカ経済もついに減速するのでは?と見られ始めておりそれがアメリカにとっても世界経済にとって不安要素となっています。
🤔中国の若者の失業率の高さ
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
中国経済に関しては「習近平政権が景気対策をしてくれるのでは?」と期待する向きもありますが、コロナ禍で700兆円ほど使ったこともあり後ろ向きだと言われています。
個人的に気になっているのは若者の失業率の高さ。
今年7月の16~24歳の失業率は21.3%で、これに衝撃を受けたのか7月以降発表を取りやめています。
一過性であればいいのですがこの状態が維持されるのであれば中国経済の見通しは暗いものになってしまうのではないかと危惧しています。