📰今日のニュース
10月9日(月)マンション修繕積立金の上げ幅抑制
国交省が指針、計画的徴収促す 3割超が資金不足
今日はマンションの修繕積立金の話。
💹マーケット
☝️一面のワケ
修繕できないマンションが増えると近隣環境にも影響が。
📚目次
マンションの修繕積立金とは
マンション管理組合
面倒だけど必要なこと
🪅ポイント
十数年に1回行う大規模修繕のためのお金が修繕積立金
当初よりも高くなり支払えない人が出てきている
上げ幅を国が定めることで「急激な増加」を抑える狙い
🧱マンションの修繕積立金とは
「修繕積立金」とはマンションの壁や屋上、共用部分などを維持・修繕するために積み立てられるお金です。
大体10~15年に1度、外壁の塗装など経年劣化した部分を直しマンションを長く維持するために「大規模修繕」が行われます。
その時のために毎月積み立てておこうねというお金です。
新築時は安く設定されており、建物が古くなるにつれ具体的な費用がはっきりしてくるため金額が改定され徐々に高くなっていくという傾向にあります。
そのため、マンションを購入した人は「当初想定していたよりも月々の支払いが高くなってしまった」となり払えなくなってしまった人が実際に出てきています。
修繕ができないと壁が剥がれ落ちるなど周辺地域にも影響が出てしまい問題になりかねません。
そのため修繕積立金の上げ幅の目安を国側で決めておき、参考にしてもらう。というのが今日の記事です。
🏢マンション管理組合
記事内に修繕積立金が高くなるのは販売時に費用を安く見せることができる「段階増額積立」があるということを書いていますがもう1つあるのが自治意識の希薄さ。
マンションには必ず「管理組合」がありマンション購入者は全員組合員となります。
管理組合の理事会で修繕計画等を考えるわけですが住人同士で日時を合わせて理事会を開いたり合意形成するなど大変な作業になります。
その煩わしさを解消するために「管理組合の第三者委託」という方法を導入するマンションが増えています。
その際、管理会社が管理組合を担うケースが多いのですが…
住民の思惑=なるべく安く済ませたい
管理会社の思惑=なるべく売上を大きくしたい
と、住民と管理会社で思惑が合致せず「利益相反」になるケースが多くあるようです。
🤔面倒だけど必要なこと
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
マンションは「投資」目的で購入する人もおり、この場合は管理にはより一層無関心になるよなという気がします。
ただこういう人からは委任状を取ればいいだけなので一旦置くとして、持ち家の場合でも年数が経てば修繕は必要になります。
マンションも「管理組合での修繕なんかの合意形成があり参画する必要がある」ということを知っておいてもらい、その上で購入してもらうというのが重要なんじゃないかなと思います。