📰今日のニュース
「mRNA」ワクチン開発にノーベル賞 カリコ氏ら
生理学・医学、コロナ対策に貢献
今日はコロナワクチンがノーベル生理学医学賞を受賞した件。
💹マーケット
☝️一面のワケ
誰もが知っている「コロナワクチン」が「ノーベル賞」に選ばれるという報道側からすればニュースバリューありまくる選考に。
📚目次
mRNAワクチンについて
ゲームチェンジャーになったワクチン
接種されなくなれば元の木阿弥
🪅ポイント
従来よりも開発期間を短縮したmRNAワクチン
過剰な免疫反応を回避する研究がノーベル賞受賞の理由
ワクチン以外にも医療分野での活用が期待される
💉mRNAワクチンについて
今日はみんな大好きノーベル賞についてのお話。今年の生理学医学賞はコロナワクチンの基盤技術を開発した方お二人が受賞となりました。
最初の発生は2019年ですが世界が危機的な感染症だと認識したのは2020年に入ってすぐ。そこから1年を経たずとしてアメリカで最初のワクチン接種が行われました。
通常10年程度かかると言われるワクチン開発がこれほどにも短期で行えた理由が「mRNAワクチン」です。
これまでのワクチンはウイルスを弱らせたもの、もしくは感染力を失わせたものを使用していました。
mRNAワクチンはウイルスの遺伝情報の一部を注射し体内でウイルスの一部だけが合成されます。それを免疫機能が攻撃し抗体を獲得するという流れです。
画期的なのはウイルスが変異した場合にもゲノム情報が分かれば即時に対応できるというところです。
一方、mRNAワクチンには免疫反応が強く出るという欠点がありましたが、それを回避する方法を発見したことが実用化に繋がりました。
今回受賞した2人の研究は免疫反応の回避法についての研究だそう。
🎲ゲームチェンジャーになったワクチン
ある物事を大きく変えてしまう人や物、出来事を「ゲームチェンジャー」と呼びますが、コロナ禍において「ワクチン」はまさにゲームチェンジャーでした。
新型コロナウイルスの特徴は高い感染力と一定の割合で重症化してしまうことにありましたがワクチン接種の開始により「重症化」を防ぐことができるようになりました。
アメリカのデータになりますが致死率は接種者と未接種者で10.3~23.7倍の差があり、社会を正常化させていくための大きな一歩を踏み出す要因となりました。
mRNAは今後、個々人のがん細胞に合わせた薬の開発などワクチンにとどまらない医療の発展に期待が持たれています。
🤔接種されなくなれば元の木阿弥
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
新型コロナウイルスの感染者数や変異にニュースバリューがなくなったため以前ほど報道されなくなりましたが、現在も変異は起こり続けていますし感染者数が増え各地で学校閉鎖や学級閉鎖が起こっています。
にも関わらず5類移行により治療は有料になり来年(もしくは来年度)からはワクチン接種も有料となります。
ワクチン接種がこれまでのように行われなくなった場合、再度危機的な医療逼迫が起こるのではないかと個人的には心配しています。
まるで終息したかのような雰囲気が漂っていますがまだ完全に気を緩めきってしまうのは早いのではないかと考えています。
📰今日のその他の一面
記事の元となる岸田首相のスピーチはこちら。アセットオーナーとは年金や保険などの積立金を運用する企業。この間「運用会社」の強化を掲げていますがこの件もその流れの中にあります。運用の方針を示させることで資金を拠出する側が選択できるようにする意図があるようですが、実際どういう内容になるからは出てこないとわからないなって感じです。
これまで非開示になってた運用実績を公開することで…見られる意識を持たせる→競争が起こる→運用益が上昇する。みたいな話かと思います。なんで今まで非開示だったんでしょうね。
最近はコンビニでも無人レジを採用しているところがありますがその場合の対応はどうするんでしょうか。酒類の販売時に「20歳以上」を確認させるボタンが出るように「副作用の可能性があることを理解していますか?」【理解している】【購入をやめる】みたいなそんな運用にするんですかね?有人レジでの販売の場合いちいち各商品の説明が必要になりそうなのでこれは厚労省で指針を作ってあげて欲しいなと思います。
✉️追伸
「このままかからないのでは🤔」って高を括ってたらまんまと夏に罹患した筆者です。
40℃くらいの熱が2日程度続いたくらいで収まったから良かったんですが人によっては水も飲めないくらい喉が痛かったなどと聞いています。
また初期には呼吸が苦しくなり血中酸素濃度が信じられないくらい低くなるといった内容も聞かれ…
「すごいしんどそうだなぁ。絶対かかりたくないなぁ。」
と思っていました。無症状で感染しててうっかりご高齢の方にうつしてもいけないので当面マスクはつけ続けようかなと思っているところです。