📰今日のニュース
住友不動産、インドで不動産開発 5000億円
成長取り込み 新興国シフト広がる
今日はインドへの投資が拡大している話。
💹マーケット
☝️一面のワケ
2027年には日本を抜き世界3位の経済大国になることが見込まれるインドに関する日本企業の動向。
📚目次
インドに注目が集まる理由
進出する日本企業
求められる「高齢化」への対応
🪅ポイント
インド注目のポイントは生産年齢人口の多さ
2027年にはGDP世界3位になることが見込まれる
日本企業もインド市場に進出しようとしているがインド市場は難しいと言われている
🇮🇳インドに注目が集まる理由
今年、中国を抜いて人口世界一になったインドが注目されているのは「生産年齢人口の多さ」です。
生産年齢人口とは15歳から64歳の年代のことを指し労働もそうですが消費の意欲も活発。
インドはこの生産年齢人口が総人口の3分の2を占めており9.5億人います。ちなみに日本は2020年時点で7400万人なので桁違いの多さです。
経済成長の伸びも大きく、GDP(国内総生産)はイギリス、フランスを抜き世界5位まで上がってきました。
今後、その上にいるドイツ、日本を抜き3位になるのは2027年頃と言われています。
生産年齢人口の多さによる旺盛な消費力、そして見込まれる経済成長の高さがインドに注目を集める理由となっています。
🇯🇵進出する日本企業
インドやタイなど現在の経済水準はまだ低いものの高い成長性を秘める「新興国」への日本企業の投資が加速している。というのが今日の記事。
ただ、インドは「難しい市場」とも言われています。
一口に「インド」と言っても文化や言語は多様。公用語はヒンディー語、準公用語は英語ですがそのほかに数百もの言語が使われています。
またイギリスの植民地時代の経験から外国の企業に主導権を奪われることへの抵抗感が強いとも言われています。
各地域で違う文化の理解、様々な言語への対応、そしてインド全体の国民性の理解と対応することが多い上に、現在は成長市場を狙い世界中から企業が集まって来ています。
その中で日本企業が思い描いたような事業展開ができるか注目です。
🤔求められる「高齢化」への対応
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
インドに言及する経済系の記事は基本的に「これから発展していくよ!」ということを書くわけですが、インドも中国と同様に「未富先老(=豊かになりきる前に高齢化していく)」の可能性が指摘されています。
日本が高齢社会であっても退職金等による資産形成と年金により65歳以上でも消費力は維持され、GDP全体の15%を占めるほどです。
インドは一部の州で人口の約6分の1が60歳以上になっているところもあり、「高齢化社会への対応」は現実的な問題です。
しかしながらインド政府は経済成長の方に目が行き、この問題には無関心だと指摘する団体もありほとんど対策はなされていないようです。
安定的に経済成長を続けていくためには「未富先老」を如何に防ぐかが鍵になるのではないかという気がしています。