📰今日のニュース
中東、和平路線に限界 ハマス攻撃へのイラン関与焦点
イスラエル「ガザ完全封鎖」
今日はパレスチナとイスラエルの問題について。
💹マーケット
☝️一面のワケ
中東情勢の大きな転換点になる。
📚目次
イスラエル・パレスチナ問題
なぜ今回に至ったか
今後の焦点
🪅ポイント
イスラエル・パレスチナはかなりややこしい状態にある
強硬派ハマスが危機感をもって行ったのが今回の事件
今後、地上侵攻があるのかがポイント
🇮🇱🇵🇸イスラエル・パレスチナ問題
まずはことの発端から。歴史の話になります。
現在イスラエルやパレスチナがある地域にはユダヤ人の王国が存在していましたが、ローマ帝国の弾圧によりユダヤ人は世界に散り散りになります。
その後入ってきたアラブ人が2千年にわたり住み続けることになるわけですが、第1次世界対戦中の1917年、イギリスがユダヤ人に対しこの地域での国家建設を認めます(バルフォア宣言)。
一方でアラブ人にも当時この地域を支配していたトルコ(オスマン帝国)との戦いに協力するならアラブ人の独立国家樹立を指示すると約束(フサイン・マクマホン協定)。
さらにフランスとはこの地域を分割して領有することを約束(サイクス・ピコ協定)。
いわゆる「三枚舌外交」と呼ばれるものですが「アラブ人もユダヤ人もこの地に国家建設ができる」という矛盾した状態ができあがります。
第二次大戦後、ナチスドイツによる大虐殺がありユダヤ人は国家の必要性を強く意識。国際世論もあり「パレスチナ分割決議」によってイスラエルが誕生します。
アラブ側は当然承服できず計4回に渡る戦争(中東戦争)を行いますがイスラエルが完勝し領土を大きく減らします。
1993年「オスロ合意」によってアラブ側の暫定的な自治政権を樹立することでイスラエルとパレスチナ双方が合意。
これで落ち着くかと思いきや互いの強硬派の思惑等もありまったく落ち着いていないというのが現在の状況です。
❓なぜ今回に至ったか
パレスチナは「ガザ地区」と「ヨルダン川西岸地区」の2箇所に大きく分かれています。
ヨルダン川西岸地区は「ファタハ」という(ハマスに比べれば)穏健派が、そしてガザ地区は今回イスラエルに攻撃を行った「ハマス」という強硬派が治めています(これも正確ではないですがひとまず)。
ハマスはオスロ合意を否定しておりパレスチナ内でも一枚岩ではありません。
現在、イスラエルはアラブ各国とのつながりを強化しています。最も大きいのは「アラブの盟主」と呼ばれるサウジアラビアとの関係を正常化しようとする動き。
仮に話がまとまるとパレスチナ、ひいてはハマスの立場が危うくなると考え今回の行動に至ったのではないかというのが最も”それっぽい”話です。
🤔今後の焦点
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
記事内にもありますが今後はイスラエルが地上侵攻するかどうかがポイントになります。予備役30万人の招集は既に完了し政治的判断さえあればいつでも侵攻できる状態になっています。
今回のハマスの襲撃、虐殺は当然否定されるべきですが覚えておかないといけないのはイスラエルとパレスチナでは武力に雲泥の差があること。そしてガザ地区には逃げ場などないことです。
仮に地上侵攻となれば一般市民が大量に死ぬことになるでしょう。
関係諸国とネタニヤフの判断待ちというなんとも嫌な状態になってしまっています。
📰今日のその他の一面
ヨドバシカメラはそごう・西武を買収した米国フォートレス社のビジネスパートナーで、これら百貨店の商品もECで取り扱いを開始する予定。商品点数の増加と利便性の向上で売上を増やしていく目指していくようです。
記事内にもありますがヨーロッパはエネルギーをロシアからの天然ガスに依存していましたがウクライナ侵攻を機に見直し・転換を急ピッチで進めています。スペインは洋上風力発電が強いイメージなのと東急不動産は国内でも「畑での太陽光発電」を行っておりそのノウハウを活かす(ないしは蓄積する)ための投資なのかなと見ています。
金融庁の捜査に対しての意図的な隠蔽であれば行政処分の対象となります。他記事も読んでいると隠蔽というよりは「不都合な事実から目を背けた」といった状況だったのではないかという感じです。少なくともトップの引責辞任には免れないでしょう。
✉️追伸
今回の問題は色んな方向から言及できるしわりと複雑なので機会があれば初めて音声配信もしてみようかなと思っています。
しかしとんでもない時代だなと思わされます。